しそう森林王国の魅力
Attraction of SHISO Forest Kingdom

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of SHISO !

宍粟市の始まり

宍粟市は4つの町(山崎町・一宮町・波賀町・千種町)が2005年4月1日に合併し、誕生しました。
場所は兵庫県中西部に位置し、西は岡山県の西粟倉村、北は鳥取県の若桜町と接しています。

宍粟という地名の由来ですが、日本最古の風土記である「播磨国風土記」によると、宍粟は奈良時代に宍禾の郡(しさわのこおり)として建郡されたのが始まりであり、宍は肉、禾は穀物の意味なので、狩猟と農耕をあらわした地名となります。

四季折々の美しい自然

宍粟市はその9割を森林が占めており、1,000mを超える山々がそびえる緑豊かな場所です。
また、県を代表する一級河川の揖保川や日本の名水百選の千種川をはじめ、福知渓谷に代表される景勝地、日本の滝百選の原不動滝、かおり風景百選の千年藤など、豊かで美しい自然が、四季折々の風情を織りなしています。

さらに、宍粟市では豊富な自然資源を利用し、アウトドアやレジャーが楽しめるスポットが多く、春はお花見にハイキング、夏はキャンプに川遊び、秋は紅葉刈り、冬はスキーに温泉とオールシーズン、いつ訪れても楽しめるところです。

数多の名産品と出会える

そして、豊かな緑、澄んだ空気、清らかな水に恵まれた宍粟市は、特産品も多く、ブランド牛の「宍粟牛」や清流に育まれたアユ・アマゴ、栄養満点の自然薯、名水とこだわりの酒米で醸造された地酒をはじめ、手延べそうめん、しそう三尺かす漬け、笹うどんなど名産品をあげればきりがありません。

1度や、2度の旅行では知り尽くせないほど、魅力的なポイントが多い宍粟市。たまには忙しい日常から離れて、ゆったりとした時間を満喫できる癒しの旅に出かけてみませんか。

4 areas Attraction of SHISO
何度も旅してほしい
しそう魅力の4エリア

兵庫県立国見の森公園
播州山崎本多まつり
大歳神社「千年藤」

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山崎エリアは、山陽の姫路・山陰の鳥取を結ぶ因幡街道と東西に走る街道が交差する地点にあり、古くから交通の要衝として重要な役割を果たしてきました。江戸時代には山崎城を築城した大名の池田氏や、本多氏の城下町として発展し、現代の山崎にその跡を遺しています。

春には樹齢900年といわれる大歳神社の「千年藤」、秋には国内外のカエデ約3,000本が植えられている最上山公園のもみじ山を目的に市内外から多くの観光客が訪れにぎわいます。山崎の中心街から少し足を延ばせば、兵庫県立国見の森公園があり、身近な里山の自然に触れあうことができます。

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やまだの里石垣まつり
伊和神社秋季例祭
本谷のミツマタ

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一宮エリアには、竪穴式住居が残る家原遺跡や国の重要文化財に指定されている御形神社、日本で初めて日本酒が作られた場所といわれる庭田神社など歴史・文化遺産が複数あります。播磨三大社の一つである伊和神社の秋の例祭では、5台の屋台が境内で迫力ある練り合せが行われます。

日本農村の原風景の保存と観光振興にも力を入れており、秋に一宮町の山田自治会で「石垣まつり」が開催され、棚田を灯篭で美しく照らし出します。 夏には関西の風景100選に選ばれた福知渓谷にあるデイキャンプ場でキャンプや川遊びをする家族連れでにぎわいます。

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波賀城
原不動滝
音水湖・カヌー体験

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波賀エリアは森林資源が豊富で、江戸時代には森林地帯の多くが天領(幕府が直接治める土地)とされ、大正時代から昭和時代には森林鉄道が敷かれ多くの木材を市場に提供してきました。

そのように森林豊かな波賀は、森林が持つ健康維持効果を生かした森林セラピー体験、音水湖でのカヌー、キャンプなどアクティビティを楽しむのにうってつけです。定番の観光スポットは、日本の滝100選に選ばれている原不動滝で、落差88mの岩肌を水がすべり落ちる様は美しく荘厳です。波賀城もおすすめスポットで、城から見下ろす田園風景に心が洗われる気持ちになります。

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三室の滝
ちくさ湿原のクリンソウ
ちくさ高原

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千種エリアは、古代から鉄を作り、中世以降は千草鉄(宍粟鉄)という銘柄で”和鉄の郷”として繁栄してきました。日本刀最大の生産地である備前国から生み出される名刀の原料としても千草鉄が大きな役割を果たしたとされています。たたらの里学習館には、たたら製鉄について詳しく展示されているので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

晩春のちくさ湿原では、絶滅危惧種に指定されているクリンソウ約40万株が咲き、観光客の目を楽しませてくれます。アクティビティも多様で、暖かい時期にはキャンプ用品があらかじめ用意されているグランピング、山菜狩り、川遊び、冬はスキーが楽しめます。

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SHISO 4 seasons
しそうの四季

西深の桜並木

南北で標高差がある宍粟市では、南部から北部へと順に春が訪れます。新緑の木々は見るだけで爽快な気分にさせてくれます。桜、藤、ミツマタ、クリンソウは宍粟の春を代表する花々で、それぞれの開花時期に合わせての花めぐりが楽しめます。桜の名所も多く一宮町西深の約900mに及ぶ桜並木は迫力満点で、夜には一部がライトアップされます。山菜料理、川魚のアマゴ料理、葉わさび寿司など宍粟の春ならではのグルメも見逃せません。

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揖保川

水田の苗は青々と育ち、朝夕に聞こえてくるヒグラシの声は里山の夏を感じさせてくれます。夏の宍粟は自然をめいいっぱい感じられるアウトドアやアクティビティがおすすめです。電動アシスト付きマウンテンバイクの「E-BIKE」で自然の中を走ったり、揖保川・千種川でのアユ釣り、音水湖でのカヌー、キャンプ場やコテージでのキャンプにBBQ、川遊びと自分なりの遊び方や楽しみ方を見つけてみるのも良いでしょう。

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最上山公園もみじ山

朝晩の冷え込みが強くなるとともに、広葉樹の葉が紅葉し始めます。秋は紅葉巡りがおすすめで、宍粟市を代表する紅葉スポットは山崎の最上山公園のもみじ山ですが、福知渓谷や赤西渓谷など清流と紅葉のコントラストに目を奪われるスポットも外せません。農作物がたくさん獲れる秋には、道の駅などで販売される新鮮な野菜、地域のブランド米を遠方から買い求めに来る人も。波賀の特産品である自然薯は、秋の宍粟のお土産にぴったりです。

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一宮町の雪景色

美しい雪景色に包まれる冬の宍粟。スキー・雪遊びと温泉が最高の組み合わせです。宍粟には波賀のばんしゅう戸倉スキー場、千種のちくさ高原スキー場があり、初心者から上級者まで、子どもから大人まで存分にウィンタースポーツを満喫できます。最近は雪の中でする冬キャンプにチャレンジする人も。冬の宍粟のグルメといえば、猪肉を使った鍋料理であるボタン鍋です。市内の飲食店で食べることができるので、冬の宍粟に来たらぜひご賞味あれ。

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About SHISO Forest Kingdom
しそう森林王国とは

基本理念

しそう森林王国は、宍粟市の森林をはじめとする豊かな自然資源を守り、その自然の中で人々が楽しくふれあい、心身ともにやすらげる緑のふるさとづくりをめざしています。

建国経緯

しそう森林王国は、旧宍粟郡5町(山崎町・安富町・一宮町・波賀町・千種町)で構成されていましたが、平成17年4月1日に山崎町・一宮町・波賀町・千種町が合併し「宍粟市」となり、安富町は平成18年3月27日に姫路市に編入され、しそう森林王国の構成、理念及び事業は宍粟市が引き継ぐことになりました。

宍粟郡は、森林が面積の約90%を占めるなど豊かな自然資源に恵まれ、大正12年に発刊された『兵庫縣宍粟郡誌』に「林業は本郡の生命なり。全地積の9割は森林で、林業労働による所得も亦甚大なり。」と記されているとおり、「宍粟スギ」を中心とする有数の素材生産地であり、林業を中心に栄えてきた地域ですが、主要産業であった林業が停滞傾向にあるとともに、過疎・高齢化が進展し、地域の活力が薄れてきました。

一方、週休2日制の導入など余暇時間の増大や人々のアウトドア志向の高まり、モータリゼーションの発達など我々を取り巻くライフスタイルも変化してきました。こうした状況のもと、地域の特性を生かしながら地域の課題を解消するため『しそう森林王国』を平成元年4月29日「みどりの日」に建国いたしました。

建国の目的

  • 宍粟郡の森林をはじめとする自然資源の保全
  • 宍粟郡の基幹産業である林業の活性化
  • 自然資源を活かした交流の展開
  • 森林活用型の施設の整備

県民協定

宍粟郡の森林をはじめとする自然環境を最大限に保全しつつ、県民の方々が豊かな自然とふれあい、うるおいとやすらぎを感じられる快適な森林空間づくりを行い、その中で多彩な交流活動を展開し、しそう森林王国全体が「県民のオアシス」となることを目的として、平成4年6月7日に兵庫県、宍粟郡5町、しそう森林王国の3者で『「県民オアシス-しそう森林王国-」の形成に関する協定書』並びに『「県民オアシス-しそう森林王国-」の形成に関する合意書』を締結いたしました。

グランドデザイン

しそう森林王国は、建国の理念や平成4年に締結した県民協定にもとづき、森林を基軸とした地域づくりを進めてきましたが、建国から10年が経過し、また新しく21世紀を迎えるにあたり、「県民オアシス-しそう森林王国-」の形成に向けて一層の推進が求められるようになりました。

そこで、「地域の将来のために」「豊かな自然環境に配慮した」「みんなで取り組む」をキーワードとして、長期的な展望にたった新たな森林とのかかわり(しそう森林文化の形成)を提唱・実践すべく平成11年3月に『しそう森林王国グランドデザイン』を策定いたしました。

理念

「しそう森林王国」の王国民が主体となり、「人と自然との共生に基づく環境適合型しそう森林文化の創生」をテーマに、宍粟郡全域を地球環境に配慮した環境適合型地域として掲載し、県民が豊かな自然にふれあい、多彩な交流ができる、県民の「こころのオアシス」となる新しい森林文化に根ざした王国を創造する。

推進方針

  • 豊かな環境の創造
    • 豊かな自然環境の形成
    • 地域環境の保全と形成
    • 環境適合型ライフスタイルの構築
  • 健康と生きがいを育む場の形成と多彩な交流の展開
  • 自然と共生した地域産業の振興

活動内容

しそう森林王国は、森林を基軸とするさまざまな事業を展開しています。

どんぐりの
森づくり事業

どんぐりの育苗・栽培活動を通じて、地域の森林の保全に努めるとともに森林の大切さを学習します。

自然との
ふれあい事業

  • ● 山と親しむ

    登山やハイキングなどを通じて、森とふれあい森の大切さを学習します。

  • ● 川と親しむ

    釣りや水遊び、川の源流探索などを通じて、水の大切さを体験します。

  • ● 木と親しむ

    巨樹・銘木めぐりや木工クラフトなどを通じて、木とふれあう機会を創出します。

  • ● 生き物と親しむ

    さまざまな生き物の観察会などを通じて、生命の大切さを理解します。

しそうブランド
アンバサダー

しそう森林王国の象徴としてアンバサダー(令和3年度までは「しそう森林王国女王」)を設置し、王国のイメージアップをはかるとともに、さまざまなイベントなどに参画し、森や水の大切さや森林王国の取り組みをPRしています。

間伐材
アート事業

間伐材を用いて芸術作品を製作・展示することにより、森林文化あふれる地域づくりを目指すとともに、新たな間伐材の活用方法を提唱します。

森林
セラピー事業

森林の新たな利用法として、森林の持つ快適性増進効果やリラックス効果を医学的に検証し、健康維持や増進や生活習慣病予防、メンタルヘルスケアに資する森林セラピーを実践していきます。

しそう
森林王国事業

王国内に残された豊かな自然や歴史、風土など自分たちの住む地域を理解し、後世へと伝えていく人材を育成するため、冊子の編纂や学習会などを実施しています。

兵庫県立
「国見の森公園」
管理運営事業

宍粟市山崎町上比地にある「国見の森公園」の指定管理を受け、施設の維持・管理を行うとともに森林環境学習を推進する活動プログラムを実施しています。

財団の概要

しそう森林王国は、森林を基軸とするさまざまな事業を展開しています。