しそう森林王国観光協会では、宍粟市内の名所・風景などを撮影に訪れるカメラマン・観光客を対象に、宍粟市の四季折々の風景、イベント、人物、花、産業など様々な視点から「あなたが紹介したい」「誰かに伝えたい」と思う 宍粟市の観光の魅力を広く紹介することを目的としたフォトアワード「ミライエシソウ2019」を開催しました。
テーマを「未来へ」とし、未来へ繋ぐ宍粟市の観光写真を「プリント部門」「インスタ部門 (スマートフォンで撮影された写真でInstagram<無料写真共有アプリ>に投稿されたもの )」の2部門で募集したところ、プリント部門290作品、インスタ部門170作品の あわせて460作品の応募をいただきました。厳正な審査の結果、以下のとおり入賞作品が決定しましたので発表いたします。
最優秀賞 1点
金賞 3点
銀賞 5点
銅賞 15点
インスタ賞 10点
たくさんのご応募ありがとうございました。
2020年度も、「ミライエシソウ2020」を開催予定ですのでお楽しみに!
詳細は後日お知らせいたします。
※当ページで掲載している入賞作品(写真)の無断転用はかたくお断りします。
〇最優秀賞(1点)
〇最優秀賞
「厳冬の渓谷」
清瀬 さと子(姫路市)
宍粟市波賀町(波賀町)
渓谷の雪景色を捉えた一枚。
まずはモノトーンの世界を軟調な階調で描写してるにもかかわらず見事なディティール描写で迫力ある作品に仕上げられていますね。
中央起点でシンプルな画角・構図ですが、逆に、枝葉の一つ一つにまで降り積もった雪を捉える絞り込んだ質感描写が、観る人を奥へ奥へと惹き込む力がストレートに働いていて、とても迫力のある作品に仕上がっています。
さらに露出・シャッタースピードも的確で雪玉が程よく散りばめられた幻想的な世界が、厳冬の宍粟市に現れる魅力ある風景を見事に表現しており、作者の感性を感じる素晴らしい作品になっていますね。
受賞おめでとうございます。
〇金賞(3点)
〇金賞
「黄金の森」
髙橋 秀治(神戸市)
本谷のミツマタ(一宮町)
一宮町のミツマタを題材に撮影された一枚。
綺麗に咲き誇るミツマタを見事な構図バランスで捉えておりそこへ配置された家族像もまた黄金の森へ誘われたような物語性を巧みに表現されていますね。
色調(色温度)・ソフトバランスも上手く効果が働いており、この作品によりいっそう神秘的な世界観を演出しています。観に行ってみたくなる風景描写を見事に表現された素晴らしい作品ですね。
〇金賞
「音水湖に銀河」
都倉 重忠(加古川市)
音水湖(波賀町)
星がよく見える宍粟市の魅力を見事に表現した素晴らしい作品ですね。
満天の星空に重点を置いた構図バランスで天の川を捉えた描写にはとても迫力があり、湖畔に佇む街明かりのネオンや星明かりが水面に映し出され滲む様子がとてもロマンチックで幻想的な風景作品となっています。
まさに自然豊かで空気が澄み切った宍粟市ならではの魅力を表現した素晴らしい作品ですね。
〇金賞
「水辺の秋」
三井 正明(揖保郡太子町)
ちくさ高原(千種町)
千種高原の長閑な風景を捉えた一枚。
日が差し込み輝く湖畔のススキとその奥で鮮やかに色づく紅葉がバランスの良い構図構成で映し出されています。同じ撮影ポイントを狙った作品応募も多かったですがこちらの作品はその奥に連なる山々と稜線まで描かれており、しっかりと洞察し考慮された構図がこの穏やかな風景に壮大さを上手く加味し表現されている素晴らしい作品になっていますね。
〇銀賞(5点)
〇銀賞
「ずっと×3」
小林 紀之(岡山県備前市)
音水湖カヌーまつり(波賀町)
綺麗なグラデーションペイントの色彩豊かなカヌーが一際目立つ明るい作品ですね。
そのカラフルなカヌーが並ぶ中、親子の微笑ましい様子が描かれており、観る人をとても明るい気持ちにさせてくれます。
向こうに見える光輝く湖へと、これから出かけるところなのか?ご家族の楽しそうな様子に物語を感じ、またその絆を色彩豊かなカヌーを用い表現した素晴らしい作品ですね
〇銀賞
「御旅所 屋台勢揃い」
斎寺 義則(明石市)
伊和神社(一宮町)
秋季大祭での一コマ。
まずは、爽快な田園風景の中、大きくそびえ立つ山々と人々の行列を対比した引き画の構図構成が大自然の中を生きる人々の印象を深く感じさせてくれる群像写真となっています。
堤防の斜面に伸びやかに映し出された影が、人寸の小ささを補うべく太陽に照らされた祭りの人々の活力を印象づけてくれている気持ちのいい作品ですね。
〇銀賞
「フジまつりの街角で」
竹内 克司(宍粟市)
藤まつり(山崎町)
フジまつりでの一コマ。
祭りに訪れた子供達を腹話術で楽しませている様子を捉えた一枚ですが、演奏に合わせ歌っているであろうこどもたちと、それを傍で微笑ましく見守る人々の様子が何の説明も必要としない観る人を一瞬で温かい気持ちにさせてくれる作品となっていますね。
こうした心情風景はこの先も残していきたいと思わせてくれる素敵な作品ですね。
〇銀賞
「ゆく秋」
藤原 裕司(神戸市)
木ノ谷 美国神社(山崎町)
銀杏の葉が画面いっぱいに舞い飛び広がる迫力のある作品ですね。
こうした写真特有の瞬間的な面白さはその機会、瞬間に巡り会わなければ生まれない魅力がありますね。
銀杏の木と鳥居を中心に据え、左側半分を大きく空けた構図構成ですが、予め銀杏の葉が颯爽と飛び交う様子を想定した作者の意図を感じます。
シャッタースピードや絞りも適切で瞬間的に現れる素敵な風景を捉えた作品となっていますね。
〇銀賞
「木蓮の咲く頃」
三木 操(姫路市)
一宮町上岸田(一宮町)
まずは見事なまでに咲き誇る木蓮の花が目に飛び込んでくる素敵な作品ですね。
古き良き佇まいの民家と木蓮の木にクローズアップし、近景風景で疎かになりがちな絞り込みもしっかりとされてて、ディティール描写に優れた綺麗な宍粟の田舎風景に仕上がっていますね。
天候状況に最適な露出判断が木蓮の花の綺麗なピンク色を忠実に表現していて、作者の撮影時基礎技術のレベルの高さが伺える素敵な作品ですね。
〇銅賞(15点)
「彼岸花の里」
三木 由子(姫路市)
一宮町杉田(一宮町)
「小滝不動」
表西 正満(姫路市)
一宮町嶋田(一宮町)
「麦秋」
西尾 めぐみ(姫路市)
山崎町矢原(山崎町)
「護摩供祈願」
橋本 敏代(神崎郡福崎町)
波賀町原(波賀町)
「大会の朝」
阿野 俊文(宍粟市)
音水湖(波賀町)
「(波賀町森林鉄道)廃線後の半世紀」
栗田 光雄(三木市)
中音水森林鉄道跡(波賀町)
「秋色の中で」
木村 千昭(姫路市)
最上山(山崎町)
「シラカバの森」
小河 昌弘(岡山県美作市)
ちくさ高原キャンプ場(千種町)
「星空にホタル舞う」
三木 操(姫路市)
一宮町下野田(一宮町)
「目覚めの刻」
小林 紀之(岡山県備前市)
板馬見山(千種町)
「幻の滝・逆水の滝」
松岡 潔(宍粟市)
氷ノ山(波賀町)
「紅梅に雪」
松本 高年(姫路市)
家原遺跡(一宮町)
「大きい秋、見つけた」
清瀬 さと子(姫路市)
ちくさ高原キャンプ場(千種町)
「力士塚春景」
久保田 修(神戸市)
福知渓谷(一宮町)
「木戸を開けて」
松本 高年(姫路市)
波賀歴史伝承の家(波賀町)
○インスタ賞 10点
「山里の春」
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ちくさ湿原(千種町)
「紅葉の黒土の滝」
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千種町黒土 (千種町)
「満開と満天」
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一宮町東河内(一宮町)
「エメラルドの引力」
blue_daisy_11
明神滝(波賀町)
「どぉぉ~~~!!」
blue_daisy_11
伊和神社(一宮町)
「紅葉とせせらぎ」
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原観光りんご園(波賀町)
「赤西渓谷」
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赤西渓谷(波賀町)
「山椿」
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原観光りんご園(波賀町)
「黄昏れに浮かぶ灯」
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一宮町東河内(一宮町)
「音水湖を見下ろす大仏様」
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長源寺(波賀町)
【審査総評】
今回もたくさんのご応募ありがとうございました。県外からお越しの方も多くなってきておりとても見ごたえのある力作ばかりで審査の方も最終選考まで悩みましたが、その反面、宍粟市の魅力ある風景を一枚一枚拝見する度に高揚させていただきました。今後もよりいっそう皆様の写真に対する情熱が、宍粟へ行ってみたくなる衝動作品のご応募に繋がることを期待し楽しみにいたしております。
【審査委員長プロフィール】
< 写真家 > 上山 毅
1971年生まれ。兵庫県宍粟市出身 JIPEC日本写真教育コミュニティ学会会長
NHK Eテレ(全国放送)密着ドキュメント番組「あしたをつかめ」において若手プロカメラマンを育成する立場として出演。
主にキャノンプロフォトソリューションセミナーでのメーカー講師や東京 BIGサイトで開催される PHOTO NEXT でセミナー講師を務めたり、その他県単位の業界団体や IT企業での講演など北海道から沖縄まで全国でプロカメラマン向けの技術セミナー・講演活動も 50回を超える。
また、近年では写真教室やCM動画製作など地域振興プロジェクトの活動プロデュースも手掛けたり、 写真を使った探求学習型こども育成プロジェクト活動など教育分野においての写真導入を目指し、写真の新しい価値創造に奮闘している。
(主な受賞歴)
JAPAN WEDDING PHOTO AWARD 金賞受賞
JAPAN PHOTO STUDIO AWARD 2016 初代グランプリ(日本一)受賞
などその他プロコンテストにおいても多数グランプリを受賞
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